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魂の殺人 親族性暴行 “沈黙の共謀”を壊せ


映画『ミレニアム』契機に見る親族性暴行

40年前、弟は殺害されて弟の娘は跡形もなく消えた。スウェーデンの大企業会長である伯父のヘンリックは、姪のハリエットの死に疑問を抱き、雑誌社『ミレニアム』の特ダネ記者に助けを要請する。そしてついに恐ろしい真実と向き合うことになる。“悪魔のパズル”のように絡まって混ざった事件の中心には、近親性暴行事件があった。実父と兄から常習的に性暴行を受けてきた姪が、父親を殺し、兄を避けて40年間世の中にいない存在として生きていたのだ。スウェーデンの作家が書いた世界的ベストセラーを原作にした映画『ミレニアム』(邦題『ドラゴン・タトゥーの女』)の内容だ。ハリウッド版が国内でも去る1月に公開されたし、今年のアカデミーで5つの部門候補に名前を上げた。

映画『ミレニアム』の衝撃的結末は決して他の国の話ではない。国内でもマスコミの報道を見れば親族性暴行事件が決して少なくない。最近になって親族性暴行事件が増えたというよりは、これまで私たちの社会の沈黙の中に隠蔽されていた闇の真実が水面上に一つずつあらわれてきた。遠くへ行くこともなく、まず最近3か月間に発生した事件を調べよう。


2012年1月13日。ソウル中央地方裁判所は、実の娘を18年間、猥褻行為・性暴行した高校教師キム某氏(56)に対して懲役8年を宣告し、身元情報公開と電子装置10年付着を命令した。キム氏は被害者である次女(28)が小学生の時から「勉強を教える」として部屋の戸に鍵をかけて猥褻行為をしてきて、2003年に大学生になってからはいつもモーテルに呼び寄せて性暴行した。キム氏は被害者をはじめ、妻と2男2女皆に暴言と暴行を日常的に行って絶対服従するようにした。娘が性関係を拒否する時は「殺してやる」という暴言をして拳を振り回した。

家族にキム氏は恐怖感を与えると同時に、信実な信仰生活をしながら不正を見れば我慢できない忠実な家長として君臨した。キム氏は法廷で「性関係を持った事実は認めるが娘が先に誘惑した」と人面獣心を表わした。裁判所は被害者が性的自己決定権を行使できず従順にするしかない『虐待順応症候群』で、心理的な抵抗不能状態にあったと判断した。


2011年12月19日。ソウル中央地検女性児童犯罪調査部は、養女を常習的に性暴行した疑いでヒョン氏(38)を拘束起訴したと明らかにした。検察によれば、ヒョン氏は2008年8月から再婚した妻の小学校5年生の娘を7回にわたり性暴行した疑いを受けている。ヒョン氏は職場に行った妻が家にいない合間を利用して常習的に性暴行していたと分かった。ヒョン氏は娘が抵抗すると「ママに話せばパパは警察署に行く。私たちの家族は暮らしていけない」と脅迫をしたことが明らかになった。


2011年11月11日。ソウル東部地検は、未成年者である養女を性暴行して猥褻行為をした疑いでパク某氏(39)を拘束起訴した。検察によれば、パク氏は2008年9月から最近まで3年余りにわたり、長女(19)を随時性暴行して次女(15)と三女(13)も性暴行しようとしたり、強制猥褻した疑いを受けている。長女はパク氏の子供を妊娠して出産までした。3人の娘の実母は娘たちがパク氏を誘惑したとして検察に嘆願書を提出するなど、むしろパク氏をかばったことが分かった。


性暴行相談中、親族加害者20%近い

3つの事件は反倫理的で人間性の破壊を極端に見せる親族性暴行の実態だ。警察庁資料によれば、2009年の性暴行犯1万8,810人のうち親族性暴行は686人で3.65%であった。警察に申告された親族性暴行事件だけでも毎日1.9件ずつ発生しているという話である。これは2008年の373人に比べて大幅に増えた。

性暴行相談の現場で働く専門家たちは事件として表れる親族性暴行は氷山の一角だと話す。これは性暴行相談所の相談件数を見れば知ることが出来る。

女性家族部(省に相当)が発表した資料によれば、2010年の全国性暴行相談所152か所の性暴行相談は6万8,530件に達し、加害者3万6,177人のうち親族・親戚・配偶者である場合は6,011人(16.6%)と集計された。被害者が相談所に被害を訴えながらも加害者である父や兄弟など親族を警察に申告することは難しいという話である。他の凶悪犯罪に比べて性暴行犯罪の申告率は極めて低い。

女性家族部が2010年に全国成人男女2,200人を対象に性暴行実態調査をした資料によれば、《強姦、強姦未遂の被害を受けた》と回答した被害者のうち警察に申告した割合は12.3%(2007年7.1%)、《ひどい猥褻行為をされた》という被害者の申告割合は5.7%に過ぎなかった。

児童・青少年の親族性暴行被害はさらに深刻だ。女性家族部が2010年、児童・青少年対象の性暴行犯罪で有罪判決が確定した身元情報登録対象1,005人を分析した資料によれば、親族による性犯罪は17.2%と調査された。強姦犯罪被害者(1,279人)を分析した場合は親族の割合は20.9%であった。そのうち実父・継父の割合が14.7%で最も高かった。光州女性民友会付設『家族と性相談所』の保護施設である『タソムヌリ』の入所者を中心に集計した親族・性暴行資料でも加害者は父親が最も多い70%を占めた。そのうち実父が54%、継父が23.5%、養父が5.4%を占めた。


100年の間の沈黙

2011年11月に改正された性暴行特例法によれば、《親族性暴行》での親族の範囲は四親等以内の血族および親戚(配偶者の血族または、血族の配偶者)を含む。継父、養父など事実上の関係も親族に該当する。

親族性暴行は数年前までは口にすることすらダブー視されてきた言葉である。わずか20年前には《親族性暴行》という法条項自体がなかった。去る1992年、継父が養女を持続的に性暴行して娘の彼氏によって殺害された『キム・ボウン‐キム・ジングァン事件』が浮き彫りになって、私たちの社会で《親族性暴行》という沈黙のタブーが壊れた。

親族性暴行の被害が初めて言及されたのは19世紀後半だ。ヨーロッパ社会で原因を見つけることが難しい様々な身体症状を訴える女性たちが増えた。失語症にかかったり、呼吸困難を起こしたり、無気力症を訴えた。当時の人々はこの症状が女性の子宮が脳に伝染した結果だと信じて、ヒステリーという名前をつけた。1896年、ジークムント・フロイトはヒステリー症状を見せる女性たちが共通して近親性暴行にあった経験があるという研究結果を発表した。しかし、学界の反応は冷たかった。フロイトの友人であるカール・フリースはこれに対して「研究が問題ではなく社会に及ぼす影響のために皆が無視すのだろう」と話した。私たちも熱心に真実を冷遇してきた。


沈黙の共謀を破れ

親族性暴行の被害が致命的なことは、一般性暴行犯罪の場合、1回限りで終わることが一般的なのに対し、持続的で常習的に行なわれるというところにある。また、証人がいたり、外傷が残ることもなく、密かに行われたら、たとえ法の審判台に上げたとしても罪を立証することは容易ではない。家族や加害者の懐柔で告訴を取り下げる場合も多い。

イ・スジョン京畿大学犯罪心理学科教授は、週間朝鮮との通話で「親族性暴行の場合、被害者の供述に依存するほかはないので、加害者が自白をしなければ物的証拠を見つけることは難しい」としながら「親族性暴行はかなり以前からあったが認定を受けるのは大変だった。それでもマスコミの報道等を通して事件が知らされながら私たちの社会が被害者の言葉を聞き始めたのだ」と話した。

全国性暴行相談協議会イ・ヒョンスク共同代表は「男性中心の性文化が支配して性暴行の責任を女性に転嫁する雰囲気なので、被害者が口外することが容易ではなかった。しかも親族性暴行の場合は一生一人で傷を抱えて生きる場合が大部分だった。問題は親族性暴行の場合には加害者を見ないで暮らすのが難しいということだ。加害者があまりにも無傷で豊かに暮らす姿を見ながら口惜しさと怒りで数十年の間苦しんで相談所に電話をかけて訴える場合も多い。加害者の娘に復讐したいと訴えたりもする」と話した。

韓国女性相談センターヒョン・ヘスン所長も「隠蔽された事件がはるかに多い。親族性暴行は被害者が世の中を見る目を破壊してしまう。最も近い人である父親、兄を信じることができないのに世の中で誰を信じるだろうか」と聞き返し、「親族性暴行加害者は魂の殺人者」と話した。

近親相姦を扱った文学作品の中に1929年のノーベル文学賞受賞作家であるトーマス・マン(1875~1955)の小説『選ばれし人』がある。ドイツの中世の詩人であるハルトマン・ フォン・アウエの『グレゴリウス』を小説化したもので、双子の兄妹間の性関係を通じてグレゴリウスが生まれて子供は遠い島に送られる。罪悪の胤グレゴリウスは運命のいたずらで実母と結婚して子供まで産む二重の原罪を犯すようになる。一歩遅れて真実を知ることになったグレゴリウスは人里離れた島に自らを幽閉させて苦行の道を歩いて神によって選ばれる地位である法王に上がるという内容だ。グレゴリウスは近親相姦が自分の選択ではなかったが、苦しい贖罪の過程を通じた人間性の回復を見せている。

親族性暴行は決して他人事でない。男性に寛大で女性に厳重な基準を突き付ける性別の二重規範が滞貨した私たちの社会の責任も否めない。事件を無視する間、加害者は思いっきり横行していた。これ以上、被害者と加害者を作らないためには親族性暴行を公論の場に呼び込まなければならない。加害者は必ず法の審判台に上げて適当な処罰を受けるようにし、被害者が法の公正さを信じられるようにしなければならない。それが問題解決の第一歩だ。親族性暴行は個人の問題でなく私たちの社会の問題だ。“沈黙の共謀者”になってはいけない。皆がグレゴリウスの苦行の時間を再確認しなければならない理由だ。
魂の殺人 親族性暴行 “沈黙の共謀”を壊せ ※訳文提供:特定アジアニュース


魂の殺人 親族性暴行 “沈黙の共謀”を壊せ

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  1. 2012/02/14(火) 15:40:57|
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